2011年12月19日月曜日

セミナー ユーロ危機とヨーロッパの今後の展望





この写真はドイツのインフレがピークに達した1924年年に発行された100兆マルク札です。

過去30年間、ヨーロッパでの経験から見た今回のユーロ危機とヨーロッパの今後の展望、通貨、株価、不動産価格はどうなるか、政治、文化、教育はどうなるか、また投資環境や企業の進出先としてヨーロッパにはどんな将来性があるのか、東欧や北欧までを含めて生活者の視点からお話しするセミナーを行いたいと思います。

「杦山さんに是非、生のヨーロッパのお話を聞きたい」という声が多いので今回初めて、
指揮者講習会の合間に音楽以外のテーマで特別セミナーを行うことにしました。

以下の方にお薦めです。

・ヨーロッパに旅行に行きたい、留学や講習会に行きたいけれど、これからユーロはどうなるのか、政情不安は起きないのか、両替はいつしたらいいのかなど不安な方。

・ヨーロッパでの早期教育や、ボーディングスクールに子供を通わせたい、通わせているがこれからユーロ、ヨーロッパはどうなるのか知りたい方。

・円高の今、資産を外貨預金や海外の債券、金などに替えておいた方がよいのではないかと考えている方。

・円高不況で困っている、今後の方向性を模索している方、円高にもかかわらず積極的に輸出を増やしたい中小企業の経営者の方。

・円高だからこそ、ヨーロッパに進出したい、不動産に投資したいなどと考えている方。

音楽を専攻する以前、実は西洋近代史を専攻しようと考えていた私は、奇しくも1982年から足繁く当時の東独にレッスンに通うこととなり、ウィーンに拠点を置きながら東独の消滅するまでの最後の7年間を東西両方の市民の視点で見ることができました。その過程で行われた様々な経済運営上の失敗は、今回のユーロ危機にそのまま見ることができます。

二人の子供をオーストリアで育て、スーパーマーケットで買い物をし、バスや地下鉄、市電で大学に出掛けてヨーロッパ中の音楽家と共演してきた私は、毎回ビジネスやファーストクラスに乗って空港に着いたら、すぐにリムジンで高級ホテルに入り、大企業の会議室で新製品や素晴らしい経営状態についてお話しを聞かされ、一流レストランでだけ食事をされている方とはひと味違ったお話しができると信じています。

・内容 
ドイツを中心にヨーロッパの国々で1914年(第1次世界大戦の始まった年)から今日までに起こった経済危機、インフレ、デフレ、預金封鎖、様々な新通貨の導入とその成功、失敗。今後ユーロとヨーロッパはどうなっていくのか。

第1次世界大戦の終結とドイツ・オーストリア帝国の解体

戦時賠償金とハイパーインフレ

ノットゲルト(地方発行通貨)

インフレの終結、ワイマル共和国

世界大恐慌と高い失業率

ナチスの台頭と一党独裁

ナチスの公共事業と失業者の消滅

第2次世界大戦の終結と預金封鎖

東西の一方的な新通貨導入

東西ドイツと周辺国の経済成長

ドイツ統一と東西マルクの統合

共通通貨エキュー

ユーロの導入で何が起こったか?

ユーロへの不満とリーマンショック

ユーロ崩壊への道

ユーロ崩壊後何が起こるか?

1時間弱の講義ですので全体をかいつまんだものとなります。

日時

1月7日(土) 10:00~12:00

参加費

一般 3,000円 当日会場でお支払い下さい。

学生 無料(但し社会人学生は除く、学生証をご提示下さい)

場所 
新宿三丁目貸会議室 ルーム703

講師 杦山尚槐(指揮者)

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