2008年10月1日水曜日

ブドウの収穫

Prof. G. はミュンヘン在住、有名なチェリストである。
知り合ったのは1989年だが、1978年に当時の東独から西独に亡命、
各地のオーケストラで首席奏者を務めた。

1996年にハンガリーの田舎に土地付きの大きな農家を購入。
いろんな種類のブドウを植えて自家製ワインを作るのを趣味としている。

実はこのハンガリーの田舎、バラトン湖の近くで、付近には温泉もいくつか湧いている。ミュンヘンフィルの主席ヴィオラ奏者だったP.氏の別荘もすぐ近所で、以前うかがったことがあったが、P氏は2002年にガンで亡くなってしまった。

それ以来訪れていなかった地をしばらくぶりに訪ねる。

行きはウィーン郊外で教授に拾ってもらう。

ドイツ人なので、車の運転はともかく速い。

途中で巨大なイノシシにぶつかりそうになったりしながら、
2時間ほどでハンガリー南部の村に到着。


 プールの様な物もある。Schwimmteicheだそうだが、
日本人的には泳げない感じ。沼みたい。

 家の前には飾りのぶどう棚が。きれい。

 家の前には飾りのぶどう棚が。きれい。

家の裏にはテニスコートほどの庭があり、

庭を隔ててぶどう畑。








 早速ブドウを収穫。
もう暗くなってしまったが、刈り取ったぶどうを潰す。機械を買う前は大変だったそうだ。




 これは熟成用の樽。




 ワインケラーの入り口、地下7mだそうで、
かなり深いけど寒くはない。




ケラー内部。12畳くらい。
年にもよるが180lくらいのワインができるそうです。




 台所は薪オーブン。




今年は夏前に雨が多く、農薬を撒くタイミングも逃したそうで
傷んでいるぶどうが多い。




 こんなきれいな虫もいました。




 リンゴもたわわ。


ワイン農家は訪ねた事があるが、
実際刈り取りをしたのは初めて。
傷んだぶどうを見て、
何でBeerenausleseって言うのか初めてわかった。
これは手間がかかって高い訳だ。
帰りは近くの温泉町からウィーンまでバスに乗った。
行きは2時間だった所が4時間かかった。
ドイツ人の運転は速い。




家に持って帰った戦利品。サラミ以外はすべてこの家の土地から採れたもの。









なお、G教授の家の隣の土地1Ha(ぶどう畑付き)が売りに出ているそう。
東京ではワンルームマンションも買えない値段です。
興味のある方はどうぞ。

0 件のコメント:

コメントを投稿